【映画レビュー】『国宝』を観て。趣味でバレエを続ける私が、歌舞伎の深淵に触れた日

4歳の頃から細々と、でもずっと続けているバレエ。 私にとって「踊ること」はあくまで大切な趣味なのですが、同じ表現の世界を描いた映画『国宝』には、どこか惹かれるものがありました。

実際に鑑賞してみて、まず心に残ったのは、しんと静まり返るような「切なさ」でした。

「血筋」という逃れられない世界

この作品で描かれるのは、自分の意志や努力だけでは選ぶことのできない「家系」や「血筋」の物語。 趣味で楽しんでいる私からすると、彼らが背負っているものの重さは想像を絶するもので、観ていて少し悲しくなってしまうほどでした。

才能があっても、なくても、そこに生まれたからにはその道を生き抜かなければならない。 そんな独特で厳しい世界があるのだと、改めて圧倒されました。

数日経ってから届いた、歌舞伎の引力

見終わった直後はその重みに驚いていたのですが、不思議なのはその後です。 数日経っても、劇中のあの鮮やかな衣装や、凛とした空気感が、じわじわと胸の中に広がってきました。

ふとした瞬間に歌舞伎の画像を検索しては、その圧倒的な様式美に見惚れてしまう。 あんなに遠い世界だと思っていた歌舞伎に、いま、不思議な力で引き寄せられています。

「本物」に触れてみたいという願い

バレエとはまた違うけれど、どこか通じるような、研ぎ澄まされた和の美しさ。 映画をきっかけに、私の中に新しい興味が芽生えました。

「いつか本物の歌舞伎を観に行ってみたい」

映画の余韻に浸りながら、そんな風に思っています。 表現の世界の奥深さを、また一つ教えてもらったような、静かで贅沢な時間でした。

映画『国宝』公式サイト
大ヒット上映中|ただひたすら共に夢を追いかけたー

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